スローフード
スピード化社会
時間の短縮と効率を追求し、いつも時間に追われている 。。。
忙しい!忙しい!ああ、忙しい〜!!
(>_<;)

寝る間も惜しんで動き回る現代。ファーストライフ。
睡眠時間、休憩時間はさることながら食事時間までも短縮しようというニーズに答えるように、食品業界でもスピード化に対応すべく 様々な分野が台頭してまいりました。

「ファーストフード」です。。。

「ファーストフード」とは
いわゆるファーストフードを筆頭に、レトルト食品、冷凍調理食品、回転寿司などなど。これらのコンセプトは、「食事時間(調理時間を含む)を短縮しよう」というもの。

時間に追われる現代人は、「食事時間」をも大幅に縮めることで時代の流れに、必死でしがみついてきたのでしょう。

(・_*)でもっ!

それでよいのでしょうか?

食事は車の給油ではありません。食事は「口に入ってお腹が膨らめばそれでいい」というものではないはず。それだけでは心の給油ランプまでは消せないはずです。
食事とは本来、お腹だけでなく心も満たされる行為なんです。

大量生産ではない、本物の素材。
手間隙かけた料理を時間をかけてじっくり味わう。

そういった食事本来の魅力が見直され、最近、ある言葉が注目されるようになりました。…それがっ!!

「スローフード」です!

「スローフード」とは
1986年にイタリアのブラという田舎で自然発生した言葉で、「ファーストフード」主体の「スピード化社会」に対抗して、食事本来の楽しさや大切さ、文化を見直そうというコンセプトの言葉です。
日本でも、最近注目され始めた言葉で、じわじわと浸透しつつあります。

そして、約15年前にイタリアに設立された「スローフード協会」の宣言です↓

「スピードに束縛され、日々食習慣を見失いつつある現状からの脱却が、急務となっている。
ファーストフードを食べることを強要されてきた結果、ファーストライフという名のウィルスに感染する人が年々増加。
我々人間は、人間らしさを取り戻す為、滅亡の縁へと導きかねないスピードから自らを解放しなければならない。」

随分、気合いの入った宣言ですよね。
でも、それ程私達は 人間らしさを手放して来たのかも知れません。
昨今の殺伐としたニュース を見ると、

3つの指針
ではイタリア「スローフード協会」の3つのスローガンを見てみましょう。

@消えていく恐れのある伝統的な食材や料理、質の良い食品などを守る

A質の良い素材を提供する小生産者を守る

B子どもを中心に、消費者に味の教育を進める

現在の会員数は法人、個人を含めて約7万人。世界各国から加盟。

もちろん( ̄^ ̄) !

日本からも加盟する動きが、メーカー、問屋などを主体に相次いでいます。
そして、直接の加盟にはいろいろと面倒な点があるため、近年は各国に自国を管轄する協会を設けて簡素化を図っている模様です。


日本では、1998年に名古屋で設立された日本スローフード協会がすべてを取り仕切っています。“日本流”のスローフードの発展に全力を注いでいる組織です。

健康志向にマッチした考え

 「ファストフードの対義語」や「簡便食品のライバル」といわれていることから、一見「時代に合っていない」かのように映るスローフード。
でも、「健康志向の時代」という観点から見ると、ピッタリとマッチしているのであります。   d=(^_^)=b

じっくりと調理し、ゆっくりと食べることは、体にとてもやさしい。

“じっくり調理”とは、イコール各食材の栄養的利点を生かすことにつながる。それでいて、考えながら料理を行うので、脳内活性にも良い。また“ゆっくり食べる”は、食べすぎ防止や急激な血糖値の上昇を防ぐ意味で非常に大事。
よくかむことは歯やあごを養い、栄養成分の吸収にも重要な役割を担う。 さらに、結果的に多くの食材を一度に摂取できる。
食にヘルシーを求める人にとっては、まさに打ってつけの考えと言えます。

とはいえ「頭ではそうは思っていても、物理的に(時間がなくて)不可能に近い」というのが消費者の本音ですよね。

このジレンマをいかに解消するかが、スローフードをテーマに開発や販促を進めるメーカー、量販店などの大きな課題だそうです。

日本スローフード協会の動き

約15年前にイタリアで生れ、
最近になって日本でも広まりつつある「スローフード運動」。

世の中が“スピード化”して何かと忙しくなるなかで「せめて食事くらいはゆっくりと取ろうではないか」の考えが再認識され始めた結果、このような現象が起こっている訳です。

本場イタリアのスローフード協会では、世界中にスローフードを定着させるべく各国に認証団体を設置して、普及の円滑化を図っているようです。

そこで、日本流スローフードの確立に注力している団体の動きから、行方を追ってみましょう。

“体験型”“参加型”のイベントで食の意識改革

 日本におけるスローフードの普及活動を担当しているのは、1998年に発足した日本スローフード協会(名古屋市)。
既に金沢市、東京都、大阪市、長野市に事務所を設け、全国的な展開を進めている。今後は、愛媛、山口、宮城の順で拠点を築いていくことが決定済み。将来的には「各都道府県に一つの事務所を」を視野に入れている。

 活動的な内容については「九つの部会を組織し、随時消費者、生産者、業界関係者を対象にイベントを行っている」とのこと。九つの部会とは「催事部会」「食育部会」「情報部会」「アグリ部会」「種子プロジェクト部会」「酒部会」「ワイン部会」「塩部会」「出版部会」。それぞれが個性を発揮し、集いや講演会などの企画運営、リポートやテキストの発行などを行っている。

 最近開いた主なイベントは「スローフードを楽しむ七夕の集い」「夏休み親子味覚体験・地引網大会」「ワイナリー収穫祭」「生産者と地元民と語る食談会」「保育園の食教育」「食のまちづくり協議会」・・・といったタイトル。
いずれも「食を考えながら食を味わう」を基本テーマにしたもの。「パソコンをしながら」「携帯電話で話しながら〜」などを間接的に否定し、食の意識改革を促している。来場者からは、こうした“体験型”“参加型”の内容に対し「親近感がある」「体で深く覚えられる」など高く評価する声が多く集まっている模様だ。ただ、一方では「こうした機会は特例で、日々スローフードを意識した食生活を送るには無理がある」の意見も少なくないという。


日本には日本なりのスローフード

 「スローフードの言葉通り、ゆっくりと確実に広めていきたい」と語る日本スローフード協会がこだわっているのは“日本流”の3文字。

「イタリアのものをそのまま日本流に置き換えても仕方がない。スローフードとは本来、その国独自の“食文化”“食習慣”を見直そう、との意味合いを持つ。言葉の発祥はイタリアでも、日本独自のスローフードを構築しなければならない」

 では、日本流のスローフードとは、はたしてどういうものなんでしょうか??? 日本スローフード協会の東京事務局では「模索中」としながらも、大まかなアウトラインだけはしっかりと描いておられるようです。

「口でいうのは簡単。要は、昔の食生活を復活させるだけのことにすぎない。昔とは、食品を大事に味わいながら食べていた第2次世界大戦後のモノ不足のころをイメーすると分りやすい。海外食も少なく、加工食品、簡便食品も皆無に等しかった時代。食事の時間もすごく貴重に扱っていた。これを再現させるのが、我々の使命。しかし、“今の時代にダイレクト”というのははっきりいって至難の業。現代的にアレンジする必要がある」


妨げになりかねない
業界各社のアクション

実は。。。

 スローフードの言葉が浸透するに伴い、日本スローフード協会にとって弊害となる動きが出てきているそうです。

そもそも、
業界筋によると「“スローフード”と銘打った展示会は、国内唯一のイタリア認証団体である日本スローフード協会の許可がないと、使ってはいけない決まりになっている。
のだそうです。

ところが、
量販店を中心に業界各社が個別で開いている「スローフード展」のうち、日本のスローフード協会を通さずに、無断で行われる場合が圧倒的に多いそうです。

それが何故、困ったことになるのかというと、
そうした、無断で行なわれている「スローフード展」の、内容の大半が“単なるイタリア展”だそうで、これでは消費者に「スローフード=イタリア料理」と間違った認識をされかねません。

また、自社の商品アピールにスローフードを利用している、中部地方の大手食品メーカーも、本来のスローフードの「趣旨と大きく異なる」として指摘を受けています。

スローフードの意味が消費者に間違って伝わる傾向に、
東京事務局では「言葉を広めてもらうのはありがたいが、その根本的な部分が誤っていたら逆効果。早急な理解を求めた」と複雑な心境を漏らしているそうです。

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